大学・高校ご卒業おめでとうございます。
これから晴れて、社会人やアルバイトなど新しいことに挑戦する1年が来ましたね!
私は社会人5年目になる社畜ですが、今までに2回の転職を行ってきました。
その中には、上司から心無いことを言われたことや同僚や同期との衝突など様々な苦難がありました。
もちろん、その中に達成感や多くの学びがあり、私自身を成長させてくれたと思います。
しかし、怒られることや会社の方針が理解できない状況で、私が「これをもっと最初に知っておけば、こんな苦労することもなかったのかな…」と思ったことを3つほどまとめてお話していこうと思います。
社会人 アルバイト1年目へ
会社は、みなさんが最初から100点の仕事をすることを求めていません。
なぜなら、会社は社長や上司、一般職などみんなで作り上げていくものだからです。
自分はダメな人間だ…仕事が全くできないんだな…と心の中でしまっておかずに、先輩や同期の方に相談をしていきましょう!
では、ご覧ください!
1.1年目は質より数を打て!
皆さんが、ご入社された、もしくはアルバイトする企業さんが皆さんに期待することは、みなさんが今後会社を引っ張っていくリーダーや社員を育てることがメインです。
その中で、皆さんが持っている1番の強みはこの会社や業界について知識がないことです。
どういうことかと簡潔に言うと、ベテランの方や上司の方に比べて知識がないから、覚えやすく偏見をあまり持たないということです。
生まれたての子どもや小学生のように、新しい言葉や知識を自分のものにし、とにかく失敗そっちのけで何回も使ってみる、それから、その言葉は人に使ってはいけないことや正しい使い方を学ぶのです。
いうなれば、皆さんは社会人1年目ですから、知識や経験よりも真面目さや誠実性を求められます。
では、上司に真面目さや誠実性があるとみられるために何をすればいいかというと、
とにかく振られた仕事をこなす数をどんどん増やしていくことです。
営業のお話で行くと、優秀な営業マンほど何回もお客さんのところに足を運び、何回もそのお客さんのことを考え、どうすれば成績向上に向かうかを考慮しています。
ダメだったとき、良かったときで何が違うかを考え、改善し、修正していきます。それを繰り返した結果、自分に合う営業スタイルを身に着けることができ、どんどん売れていくのです。
だからこそ、何度も挑戦し、そのたびに修正をしていくことで、上司からやる気があり、真面目で誠実な人間と評価をもらうことができます。
数も打てば、自然と法則性が見えてくるので、その時に質をどう改善すればよいか考えるといいと思います。
2.怒られているうちが花だと思え!
まず、今の新卒世代や20代後半の世代は怒られて育ったことがないので、怒られることに耐性がついていないことを頭に入れておいてください。
上司から怒鳴られたり、何か注意を受けるときはかなりしょんぼりしてしまいます。(最後にそれが怒りに変わったら結構やばいです…)
ただ前述したとおり、皆さんに求められているのは真面目であり誠実であることなので、正直上司から営業の成績や最初から何でもできることを期待されているわけではありません。
また、上司によっては長時間怒られることも少なくありません。(私はマックス2時間怒られていました…どこにそんな怒る体力があるのかほんと不思議でしょうがなかったです。)
しかし、その中で今後の自分にとって必要になることや経験することで理解できたことなど多くあり、その上司には今感謝しています。(洗脳されてるだけかもしれませんが、ほんとにいい人でした。)
もちろん、行き過ぎた言動は今後働くうえで障害になるので、その際は人事部やなんでも相談室などに相談してみるといいですよ!
怒られるうちが花と前述してある通りではありますが、ほんとに言うことの聞かない社員は最後無視されてしまいます。
その結果、新しいお客様を任せてもらえず、ノルマ未達で…ってことに…
みなさんも最初苦労するとは思いますが、怒られないことのしんどさを経験するのは5年後ぐらいになるので、その時に実感してみてください。(ちなみに私は怒られないことのほうが余計にしんどかったの覚えています。)
3.約束は必ず守れ!
これは、友人関係や家族関係にあっても同様のことが言えます。
約束を守れない人はどんなに頑張っても信頼されませんし、一度失った信頼を取り戻すには時間も労力もかなり使います。
心理学の研究では、ネガティブな心情はポジティブな心情の7倍強いといわれています。
自分がネガティブな感情をポジティブな感情にするのは不可能ではないですが、それをお客様や相手方に求めるのはほぼ不可能です。
だからこそ信頼をつかむために、できない約束はしないことや約束したことは何があっても守り通す強さが重要です。
私の経験でお話しすると、営業先に時間通りにいけなかったお客様はどれも契約にはつながりませんでした。(先輩社員の皆様も同様でした。)
反対に、約束をしっかり守って、お客様のお宅に伺ったり、お約束の資料を持って行ったりすれば、ちょっとしたミスで、大クレームをもらうなんてことはまずないです。(クレームをもらうということはお客様がその人を信頼していない証拠くらいに思っておいてください。)
みなさんも約束したことは実行できるよう頑張っていきましょう。
社畜5年目になる先輩からのアドバイス!
学生時代を思い返してみると、勉強をするにしても、部活をするにしても、何よりも質を求めていたように感じます。
それで、量をこなすよりもまずは質を大事にしないと何も意味がないと考え、結局何もしてこなかったなと今になって実感します。
そこで、今になってこうしておけばよかったことを最後に書いておきます。
1.失敗の数は経験値と同じ
どの自己啓発系インフルエンサーもどの自己啓発本にも「質より量が大切だ」と述べており、「量をこなしてこそ質がついてくる」と述べてあります。
私が好きな著書である「営業の魔法」(中村信仁著)の一部に「お客様のNOは営業の能」とかいてあります。
結論、何回もやって、失敗を繰り返すことでしか、能力が上がっていかないことを表しているのです。
社会人3年目に転職をして入った会社のことですが、営業経験が全くない私はさておき、先輩社員の皆さんも契約数より話が白紙になることが多かったです。
それは、金銭面的な面や具体的な計画段階にないことも理由としてあげられるので、契約が取れないからと落ち込む必要はありません。
10年目のベテランの方になってくると、やる気があるお客様やそうでないお客様を判断し、プレゼンの内容も全く違っていたように思います。
いかに、やる気のお客様に納得していただけるプレゼンを用意できるか、迷っているお客様にどんな提案ができるか、やる気がないお客様にどのようなお話をするかを事細かく考え、実行に移していました。
これもすべて、どれだけお客様のところへ足を運び、その人をどう判断するべきか経験によって作り上げられていくのです。
みなさんも断られたから落ち込んでしまうという発想ではなく、1つ経験値が上がったと思えば、心が少し軽くなると思います。
2.質ばかりを求めていた学生時代
私は大学生時代、球技の部活に所属していました。
その競技は、中学生のときから続けており、高校3年生にはキャプテンに選ばれるほどの実力になっていました。
試合に出ればレギュラーは当たり前で、誰よりも勝ちにこだわっていたように思います。
しかし、私自身はチーム内のレベルが低いだけで、私自身は決して強くないと思っていました。
具体的に戦術も考えず、その場しのぎでどういう展開をしようかなども考えていませんでした。
もちろん、そんな環境で練習しても強くならないと考えていたわがまま少年ですから、土曜日や日曜日に高校の練習終わりに別々のクラブチームに練習に行っていました。
(土曜日は高校の先輩の知り合いの方で、日曜日は地元のクラブチームに行っていました。)
高校や一般の方が出場する大会で、負けるたびに考えていたことは「とにかくもっと練習したい。」というものでした。
当時の顧問は卓球初心者で指導者はおらず、勝ちたいという気合が見えない生徒達で構成されていた面子であったため、練習するにもナーナーになるやる気が見られない練習ばかりしていたように思います。
それだけ温度差がある状態だったので、私が孤立してしまうのは想像しやすいと思います。
そんな高校生活を過ごし、大学生にあがるときその競技を続ける条件としては、「強くなれること」ただそれだけでした。
そこで、同じ競技をしており、名門私立高校から入学してきた同級生に声を掛けられ、入部しようと決心しました。
しかし、その同級生一人を除いて、ほかの同級生には負けることはほとんどなく、勝ち越している記憶しかありません。
しかも、その名門私立の同級生も練習にならないからとバイトを優先し、体育館に顔を見せることはほとんどありませんでした。
そこでまたこの愚痴が出てきます。
「練習にならない」と…
その結果、試合本番では全く勝てずレギュラーから外される羽目になってしまい、後輩たちに追い越され続けました。(当時、それが原因かイップスのような症状になってしまいました。)
「レギュラーメンバーほぼ全員に勝てるのに、どうして選ばれないんだろう…」
それが口癖になって、いつしか同じ部活内の人には全員勝てるのに、本番で勝てないことから「部内最強」という恥ずかしいレッテルを張られることになりました。
みなさんも「質」ばかりを求めてしまうと私のように悲惨なことになってしまう可能性がありますので、「量を増やすことで質が追い付いてくる」ことを頭に置いておきましょう。
まとめ
いかがだったでしょう?
「え?発想がちょっと昭和過ぎない?」とか「普通にパワハラやん…労基行かんかったんかなぁ…」とか思っていらっしゃいますか?(笑)
今現在、令和ではありますが、どの企業にも少なからず上司が昭和生まれなんてことはざらにあります。
2社目で働いていたときなんかは、私以外全員昭和生まれでしたし…
めちゃくちゃ形見狭くて、だれにも相談できそうにない状態で働いているせいで、半分鬱状態になり、1年で会社を辞めざるを得なくなってしまいました。
現在、企業もホワイト化が進んでいる一方でこういった会社も中にはありますし、過労やストレスにより精神や身体に支障をきたす可能性も大いにあり得ます。
だからこそ、この企業やばいなとか最近体がしんどいなとか、何か不調が出てきた際、誰かに相談したり思い切って休んでみるのも一つの手ですよ!
どんなにつらくてもあなたを理解してくれる人は必ず現れますからね!
皆さんにとって、素敵な社会人生活・アルバイト生活になることを祈っています。
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